「ファシリテーション」というと、一般的には会議の司会進行役から、研修や勉強会の講師、さらには心の不調を抱える人々が集まるグループワークショップのファシリテーターまで、非常に幅広い活動を指しているようです。
「ファシリテーション」は、教える/伝える/やらせる≠アとではありません。目的は、グループ・メンバーや参加者の主体的な学び、気づき、あるいは行動変容を促進(ファシリテート)することです。
そして、どの種類の活動であっても、

参加者が、実感の上で納得しながら、今までと違う新しい行動を
主体的に起こす場ときっかけを提供すること

が、ファシリテーションのゴールであると考えます。
また、どんな種類のファシリテーションが求められても、それぞれの目的に応じてこのゴールを実現する柔軟性を持つことが大切であると、当研究所では考えています。

ファシリテーションの
活用範囲
  ・講座や勉強会をファシリテートする
  ・職場で研修や講習をファシリテートする
  ・会議やミーティングをファシリテートする
  ・ワークショップやエンカウンターグループをファシリテートする
  ・グループ・カウンセリングをファシリテートする
  ・職場のマネージメント、リーダーシップ
  ・その他、人が共有する目的≠フために力を合わせる場すべて

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もともとは「ゲシュタルト・セラピー(療法)」として1950年代のアメリカでパールズ夫妻、P・グッドマンらによって開発された心理療法(カウンセリング)の一手法です。現在、欧米では医療やカウンセリングの場で広く効果をあげています。その特徴の一つとして、「症状と」ではなく「人と」関わることがあげられます。
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一方、企業組織コンサルティングの場で、チームビルディングや風土改革をファシリテート(促進)するアプローチとして盛んに活用され、効果をあげています。既存のコンサルティングとは異なり、「より良い成果を出すため」を目的とせず、「今・ここで起きている場≠フプロセスに気づく」ことに集中することを通じ、結果として大きな成果をもたらしています。
元アメリカ大統領、ジミー・カーターが民主党の新人議員候補たちのために、ゲシュタルト・ファシリテーターにチームビルディング・トレーニングを依頼したことで民主党が圧勝したこと、あるいはビル・クリントンが組織コンサルタントしてゲシュタルト・ファシリテーター(Carolyn Lukensmeyer)をホワイトハウスに雇用していたことが知られています。

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当研究所のファシリテーションは、「全体は部分の総和とは異なる」というゲシュタルト心理学の考え方と、社会心理学者、K・レビンの「場の理論」を包含したゲシュタルト・セラピーのエッセンスに加え、当研究所のオリジナルである「関係モード分析」を統合していることが特徴です。
「今・ここ」で起きている事を直感的に感知し、メンバーの主体的・有機的・「協創」的なかかわり行動を促進(=ファシリテート)するプロセス介入やフィードバックによって個々の行動変容やチームの動きが変化することから、気づきのアプローチ≠ニ呼ばれています。その結果、チームのシナジー効果とメンバーのモチベーション向上に大きく貢献します。

 学ぶ 受ける
 学ぶ 受ける
  ゲシュタルト・アプローチは

    ● ゲシュタルト心理学
    ● 精神分析学
    ● 現象学・実存主義哲学
    ● 場の理論 (K. Lewin)
    ● 我−汝 (M. Buber)
    ● 変容の逆説的な理論 (A. Beiser)

  をベースに構築されています。

  当研究所のファシリテーションによって、チームが
  ● 目的志向;ビジョンをイメージ化して明確に共有
  ● 主体性:メンバー全員が当事者として主体的に関わる
  ● プロセス感受性:話しや行動の内容(コンテンツ)
    だけでなく、関わりの質(プロセス)を鋭敏に感じ取り,
    目的実現に役立つ方向に軌道修正しあう
  状況をつくります。当研究所のファシリテーションは、
  プロセスを感じとり軌道修正するために、「体験のゲシュ
  タルトサイクル」と「関係モード分析」を活用します。



体験のゲシュタルトサイクル 関係モード分析
「体験のゲシュタルトサイクル」は、課題への取り組みや他者との関わりのプロセスを時系列に観察・介入するために活用する指標で、E. Nevisを中心に米クリーブランド・ゲシュタルト研究所で開発されたコンセプトです。
「関係モード分析」は、課題への取り組みや他者との関わりの質を観察・介入するための指標で、当研究所・岡田法悦によって開発されました。私≠ニ外側の世界≠ェ接触する境界線(接触境界)を覆う殻≠フ層の厚さによって変化する、関わり行動の特徴を分類したものです。