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岡田法悦(国家資格・公認心理師)のホームページです。ゲシュタルトセラピー/関係対話アプローチが専門です。

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2022/4/3         Blog 1 こころのはなし 5

​人間、生きて生活していれば、いろいろな面で我慢を強いられます。我慢ばかりしているとストレスが溜まります。我慢しないで生きられたら、どんなに楽かと思ってしまいます。その一方で、セラピーの場面で自分の内側を見つめるとき、「本当の自分が出てきてしまったら怖い」と言う人が結構います。そういう人にとっては「本当の自分」とか「素(す)の自分」というのは、なまけ者であったり、自己中であったり、意地悪であったり、乱暴者であったり、悪いイメージの自分ということらしいのです。つまり、我慢しない自分が出てきてしまうのが怖いのでしょう。そこで、働き者役や、いい人役、正しい人役を演じる努力をします。〝社会に適応する〟ためには結構必要なことなので、役割を演じて周囲と平和に関わるという意味では有益なことです。一方で、ふたの下に押し込んだ〝素の自分〟が、ふたを開けて出てこようとすることがあります。出られたら困ると感じると、ふたを押さえるのに強い力が必要になります。この押し合いに心のエネルギーを使いすぎると、うつ状態になって外の世界と元気に関わることができなくなります。これは生きる上で好ましい状態ではありませんね。こうなることを防ぐには、ふたを開けて出たがっている素の自分の存在を認めてあげることが大切です。たとえば働き者の心の中から怠け者が出てこようとしたとき、「出てきちゃダメ」と言ったり無視したりすると、ますます強い力で押してきます。なので「あなたがいることはわかっているよ」と、温かく存在を認めてあげることが大事です。実は、素の自分が強い力でふたを開けようとしているときは、何か大切なメッセージをあなたに伝えようとしていることがほとんどなのです。実際にセラピーの場面で素の自分の声を丁寧に聴いていくと、「そんなに無理して働いていたら、からだを壊すよ。心配!」のような声が隠れていることが多いのです。つまり、自分を守りたいので強い力でふたを押し開けようとしているのです。

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4つの基礎理論

Blog 2 関係対話アプローチのはなし 5    2022/1/25

人間は成長に向かう実現傾向を持つとロジャーズは言いました。ゲシュタルトセラピーでは同じ傾向を「有機体的自己調節(Organizmic Self-Regulation)」と呼んでいます。「成長」や「実現」という言葉からは〝どこに向かって〟がよく見えませんが、有機体的自己調節はそれをはっきり示しています。有機体、つまりすべての生き物は、自分が身を置く環境から必要なものを得、自分は環境が必要とするものをお返しする。そういう関係を持つ仕組みが生まれつき備わっている。人間も、自分の全体がありのままに機能していれば、周囲とそういう関係が自然に持てる。…はず…なんです。でも、それがうまくいかないことが多々ありますよね。人の最大悩みが人間関係だったりするわけですから。人間関係が悩みになるのは、生まれてから今にいたるまで、裸の自分を様々な衣や鎧で包んでしまい、有機体的自己調節がうまく働かなくなっているからです。これを回復するのにゲシュタルトセラピー/関係対話アプローチが役立つのです。これを本当に役立てるには、セラピスト自身が自分を鎧で包んでいないことが必要です。実は、学んだテクニック、技、理論などがセラピストの鎧になってしまいます。理論武装という言葉があるくらいですからね。なので前回書いたように「un-lerning(学んだことを削ぎ落す)」して、セラピストが〝ありのままの一人の人〟になることが必要なのです。…が、これがなかなか…